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泉 (デュシャン)
『泉』(いずみ、Fontaine)は、マルセル・デュシャンが1917年に制作した芸術作品。磁器の男性用小便器を横に倒し、"R.Mutt"という署名をしたものに「泉」というタイトルを付けたものである。 == 概要 == デュシャンは本作を1917年にニューヨークで開催された独立芸術家協会( Society of Independent Artists(en))の「ニューヨーク・アンデパンダン」展に出品しようとした。デュシャンはアンデパンダン展の委員であり、出品料を支払えば無審査で誰でも出品できる規則であったにもかかわらず、協会はこの作品の出品を許可しなかった。 「泉」は、ピーター・バーガーのようなアバンギャルドの研究家からは20世紀を代表する作品とみなされており、少なくとも17体のレプリカが存在する。この作品は「芸術の概念や制度自体を問い直す作品として、現代アートの出発点」〔筧奈菜子[2016]『めくるめく現代アートイラストで楽しむ世界の作家とキーワード』フィルムアート社、p.13。〕となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泉 (デュシャン)」の詳細全文を読む
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